同時進行とはどんな住み替え方法?メリットやデメリットを解説

同時進行とはどんな住み替え方法?メリットやデメリットを解説

この記事のハイライト
●同時進行とは現在の住まいの売却と新居の購入を同時に進めること
●住み替えを同時進行でおこなうメリットは手間や金銭的な負担が少なくなること
●住み替えの同時進行は必ずしも計画どおりにいくとは限らない

ライフスタイルの変化や家の老朽化などを理由に、住み替えをする方も少なくありません。
住み替えの方法は「売り先行」「買い先行」「同時進行」の3つが一般的です。
今回はそのなかのひとつ、同時進行について解説します。
同時進行とはなにか、メリットやデメリットを含めて解説しますので、高崎市でマイホームの住み替え(買い替え)を検討している方はぜひ参考になさってください。

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住み替えの方法「同時進行」とはどのような売却方法?

住み替えの方法「同時進行」とはどのような売却方法?

まずは、住み替えの方法のひとつ「同時進行」とは、どのような売却方法なのかを解説します。

住み替えにおける同時進行とは

同時進行とは、現在の住まいの売却と新居の購入を同時に進めることです。
自宅を売却しながら、新居の内覧や購入手続きも同時におこなうことを指します。
同じ日に決済と引き渡しをおこない、現在の住まいから新居へ引っ越しするという方法です。

売却と購入の流れとは

不動産を売却する際の、一般的な流れは下記のとおりです。

  • 不動産の売り出し価格を決めるために査定に出す
  • 不動産会社と媒介契約を締結し販売活動をおこなう
  • 内覧対応や値引き交渉などに応じる
  • 買主が見つかったら売買契約を締結する
  • 決済と引き渡しをおこなう

売却する際は査定に出すことから始め、媒介契約や売買契約の締結などを経て引き渡しをおこないます。
購入する際の一般的な流れは、下記のとおりです。

  • 新居を探し、良い物件が見つかったら購入を申し込む
  • 住宅ローンの事前審査を申し込む
  • 事前審査に通過できたら売買契約を締結し、本申し込みをする
  • 本申し込みの審査が下りたら金融機関と金銭消費貸借契約を締結する
  • 融資を受け、引き渡しを受ける

購入する際は、住宅ローンの審査や金銭消費貸借契約の締結などを経て、引き渡しを受けるのが一般的です。
住み替えを同時進行でおこなう場合、上記2つの流れを同時におこなう必要があります。

住み替えを同時進行でおこなう際のポイントとは

住み替えを同時進行でおこなう際のポイントは、住宅ローンの残債です。
現在の住まいに住宅ローンが残っている場合、完済しないと抵当権を抹消できません。
抵当権がある状態で売却はできないため、住宅ローンを完済する必要があります。
アンダーローンであれば、売却金で一括返済することが可能です。
しかし、オーバーローンの場合は、家を売却しても残債を完済するのが難しくなります。
完済できなければ金融機関は抵当権を解除してくれないので、住み替えができないということです。
そのような場合は、不足分を自己資金で補って完済するか、住み替えローンを利用する方法があります。
住み替えローンとは、残債を完済するためのお金と、住み替え先の新居の購入資金を合算して借り入れできる住宅ローンです。
ただし、融資金額が大きくなるため、金利が高くなったり審査が厳しくなったりするのがデメリットです。
住み替えローンは、住宅ローンの残債がある自宅の売却と、新居の購入を同時進行でおこなう際に検討したい方法といえます。

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住み替えを同時進行でおこなうメリット

住み替えを同時進行でおこなうメリット

続いて、住み替えを同時進行でおこなうメリットを解説します。

メリット1:手続きが楽になり時間を短縮できる

メリットとしてまず挙げられるのが、手続きが楽になり時間を短縮できることです。
同時進行での住み替えが上手くいけば、売却と購入、引っ越しを一度におこなえます。
売り先行と買い先行の場合、どちらか一方の手続きが完結するのを待つのが一般的です。
同時進行なら、その分の時間を短縮できるのがメリットです。
引っ越しのための猶予期間があれば、現在の住まいから新居への引っ越しもよりスムーズになるでしょう。

メリット2:ダブルローンになる心配がない

ダブルローンになる心配がないことも、住み替えを同時進行でおこなう際のメリットです。
買い先行の場合、現在の住まいに住宅ローンが残っていると、新居のローンと一緒に返済する必要があります。
住み替えてから今までの家が売却できるまで、ダブルローンになるのがデメリットです。
しかし、同時進行なら売却と同時に購入もおこなうため、ダブルローンの心配がありません。
金銭的な負担や、家計が圧迫されるリスクが少ないのがメリットです。

メリット3:仮住まいを準備する必要がない

メリットとして、仮住まいを準備する必要がないことも挙げられます。
売り先行の場合、売却してから新居へ引っ越しするまで仮住まいが必要です。
仮住まいには家賃はもちろん、敷金や仲介手数料、引っ越し代などもかかります。
ホテル暮らしを選ぶ場合も、宿泊費や外食費がかさむのがデメリットです。
その反面、住み替えを同時進行におこなえば、売却後にすぐに新居へ引っ越しできるため仮住まいは不要となります。
家賃が無駄にならないのは、同時進行ならではのメリットといえるでしょう。

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住み替えを同時進行でおこなうデメリット

住み替えを同時進行でおこなうデメリット

最後に、住み替えを同時進行でおこなうデメリットを解説します。

デメリット1:引き渡し期限までに新居を探す必要がある

デメリットとしてまず挙げられるのが、引き渡し期限までに新居を探す必要があることです。
不動産売却では買主が見つかった場合、一般的には引き渡し期限が定められます。
そのため、好条件で購入してくれる買主が現れた場合、引き渡し期限までに住み替え先を探さなくてはなりません。
「急いで決めなければ!」という気持ちが先走ってしまい、新居の購入を失敗する恐れがあります。
不動産を購入する方は、入居を急いでいる方も多いです。
そのため、引き渡し期限は長くても3か月ほどに設定するケースが多いといえます。
新居の引き渡しのタイミングと合わなければ、その物件は住み替え先の候補から外れてしまうでしょう。
間に合わせるために妥協したり、割高な物件を購入せざるを得ない状況になったりしやすいのがデメリットです。

デメリット2:安く売却せざるを得なくなることもある

安く売却せざるを得なくなることも、住み替えを同時進行でおこなうデメリットのひとつです。
理想の住み替え先が見つかった場合、購入を急ぎたくなくなるのが一般的な考えといえます。
条件の良い物件はすぐに売れてしまうことが多いため「早く申し込みしたい!」と思う方もいらっしゃるでしょう。
そのような物件は、たとえ短い期間であっても、押さえておくのは困難です。
そのため、現在の住まいを早く手放そうと、安く売却してしまうケースがあります。
慌てて売却するために、相場より安い価格で売り出してしまうと、本来得られる売却金が減ってしまいます。

デメリット3:計画どおりにいかないこともある

先述したとおり、売り先行と買い先行では、どちらか一方の手続きが完結しているのが一般的です。
そのため、計画どおりに進まなくても住まいがなくなるリスクは低いといえます。
しかし、住み替えを同時進行でおこなう場合、現在の住まいが早めに売却できても、新居が決まらない可能性があります。
計画どおりにいかないことがある点を、デメリットとして押さえておきましょう。

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まとめ

住み替えの同時進行とは、自宅を売却しながら、新居の内覧や購入手続きも同時におこなうことです。
タイミングが合えば手続きが楽におこなえ、金銭的な負担も軽減できます。
その反面、失敗するリスクもあるため、適した住み替え方法か否かをじっくり考える必要があります。
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