2023-04-08
自らの最期や亡くなった後の準備をすうる事を「終活」
理解はしているが「何をして良いかわからない」「自分には関係ない・まだ早いのではないか」と考えていないでしょうか?
「終活」を自分が死ぬと考えての準備に、ネガティブなイメージをお持ちの方がいらっしゃると思います。
しかし終活とは、自分の残りの人生をより良く生きるために準備するものであります。
「終活」の準備は自分がまだ元気に動けるうちから、計画的に進めるのがおすすめです。
本解説では終活の準備でやっておくと良いことを紹介致します。
1.終活で準備すること
ここでは終活で準備しておくことを確認します。
まずは、自分が取り組みやすいものや興味の高いものから始めていくで、大丈夫です。
終活準備ですること以下に纏めてみました。
1.終活ノートを書く
終活ノートとは、自分の人生の最期について思いや希望を記しておくノートです。
終活ノートがあれば、残された家族に感謝を伝えることができますし、自らの考えをまとめていれば家族への負担を減らすことができます。
終活ノートは遺言書と違い、法的拘束力はないものになっています。形式についてもきまりはありません。
終活ノートについては、自治体などで配布しているものや書店などで販売されているものを使用することもよいでしょう。
2.老後の資金計画をつくる
平均寿命が延び「人生100年時代」と言われる中、老後資金に不安を持っている方もいらっしゃると思います。
自分が元気なうちに老後資金の計画を立てる事が大事になります。
「老後資金の必要金額がわからない」「今の資金で老後足りているのかわからない」とお考えになるかたもいらっしゃいます。
1.今の生活費 2.現在の貯蓄額 3.もらえる年金額
生活費のうち年金で補いきれない部分は貯金を切り崩すことになります。
・貯蓄を切り崩す場合は、何年分用意できそうか
・将来の介護や入院について準備はできているか
・自分の葬儀費用は準備できているか
これらの計画が立てやすくなるかと思います。
老後資金に心配なければ、予算内で希望に合わせ残りの人生を過ごしていけます。
反対に老後資金が足りない可能性があるならば、自宅を担保にした借入や自宅のリースバックなどを検討する必要があるかもしれません。
3.自分の持ち物の整理
自らの持ち物を整理し、すっきりした状態にしておくのも終活準備のひとつです。
身の回りの整理は、元気で動けるうちにすることがポイント、身体が動かなくなってからでは難しくなります。自らの持ち物を整理しておけば、残された家族が遺品整理を行うこともなくなります。
また最近では様々な情報をデジタルで管理されている方もいらっしゃいますので、目に見える持ち物だけでなく、デジタルデータの整理も進めるとよいでしょう。
1.不要なデータは処分する 2.残しておきたいデータは家族が分かるように残す 3.個人情報の管理も忘れずに
デジタルデータは何がどれだけ残されているか遺族も把握できない場合もあり、整理が非常に大変なるので必ず行っておくとよいでしょう。
4.相続対策や遺言書の準備をする
残された家族に財産を引き継ぐために相続対策や遺言書の準備をすることが大事です。相続対策や遺言書の準備をしておくと、以下のようなメリットがあります。
1.相続税の負担を軽減できる 2.相続手続きの手間を軽減できる 3.相続トラブルを軽減できる 4.希望通りの相続ができる
「自分の家族は仲が良いから相続で揉めない」とお考えの方もいらっしゃると思いますが、どんな財産をどれだけ持っているか、それらを誰に相続させたいのかを明確にし、遺言書を準備しておきましょう。ただし、偏った遺言書にはトラブルがおきるかも知れません。
法的拘束力を持つ遺言書を作るには、決まったフォーマットを守る必要があります。
遺言書の作成や相続対策は個人で行うのではなく、相続に詳しい司法書士や弁護士に相談することもご検討ください。
ハウスドゥ高崎倉賀野では、相続に詳しい弁護士や司法書士と連系しておりますので、安心してご相談できます。当初相談も無料ですので、お気軽にご来店ください。
5. 葬儀やお墓についても準備しておく
近しい人や親族だけを呼ぶ家族葬などが増えつつあり、様々な種類のお葬式が行われるようになりました。
お葬式の種類が増えたことによって、残された家族は「どんな規模のお葬式を行えば良いのだろう」と迷ってしまうこともあります。
残された家族が「良いお葬式ができた」「故人の希望通りに見送ってあげられた」と思えるように、お葬式やお墓の準備しておくことが負担の軽減となります。
特にお墓の購入に関しては相続税の観点から見ても、生前に行うのがよいでしょう。
生前に購入したお墓は相続税の非課税財産として扱われますが、お墓の購入費用として現金や預貯金を残しておいた場合には相続税の課税対象財産になってしまいます。
残された家族の税負担を減らすためにも、お墓が必要であれば生前のうちに購入しておきましょう。
「合同墓」に予約殺到と言うニュースについても聞いた事がありますね。
6.介護や入院の準備を忘れずに
高齢化に伴い、長期にわたる介護や入院生活を送る高齢者が増えています。自分が倒れたときや認知症になってしまい判断能力を失ったとしても、家族が困らないように必要な準備をしておきましょう。
特に介護施設の見学「選択」に関しては、身体が動くうちにやっておけば良かったと感じる方も多いといいます。早めに行っておくと良いでしょう。
7.延命治療について
自分の人生の最期について、希望をまとめておくと家族の心理的な負担を減らすことができるでしょう。特に生死に大きな影響を与えるであろう延命治療や終末期医療に関しては、家族が決断しようとしても、家族間の中でも意見が割れ揉めてしまうことを避けたいですね。
今の時点の希望を、終活ノートにに書いておくと安心です。
8.残りの人生を楽しむために、やりたいリストを作る
終活と言われると、自分の人生の最期に向けて準備を進める寂しいイメージやネガティブなイメージを持たれる方が多くいらっしゃると思います。
しかしながら、終活とは本来、残りの人生を自分らしく過ごすためのものです。
これまで解説した準備の他に、特に大事と思う残りの人生を楽しむ、やりたいことリストを作成すると自分のやるべきことが見えてきます。
内容は家族に見せる必要もありませんが、終活ノートを作成していることは伝えておきましょう。また、終活ノートは、他人と比べる必要もないので、自分に正直な気持ちでリストを作ってみましょう。
リストを作成することで、毎日の生活に張り合いが生まれ、より行動的になるかもしれません。
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