2022-10-25
不動産の売却は、住みながらおこなうことも可能です。
ただし、空き家にしてから売却する場合に比べて内覧者へ与える印象が良くないなど売却時に不利になる可能性もあるため、事前に注意点を押さえておくことが大切です。
そこで今回は、高崎市周辺で不動産売却をご検討中の方に向けて、住みながら不動産を売却する方法やメリット、スムーズに売却するためのコツや注意点をご紹介します。
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一般的に、不動産を売却する際には空き家の状態で売り出したほうが売れやすいといわれています。
しかし、実際に多くの方が住みながら不動産を売却しており、決してデメリットばかりではありません。
住みながら不動産を売却するには、住みながら売却することのメリットを最大限に生かし、注意すべきデメリットを最小限に抑えることが大切です。
まず、住みながら不動産を売却する方法についてみていきましょう。
今住んでいる家を売却する方法は2つ「売り先行」と「買い先行」です。
売り先行のほうがリスクが低い
売り先行とは、今住んでいる家の売却を先行しておこない、その後新しい家を購入する方法です。
一方、買い先行では新しい家を購入してから今の家の売却をおこないます。
もし今の家の住宅ローンを売却代金で完済しようと考えているのなら、買い先行を選んでしまうと、一時的に今の家と新しい家のローンが二重でかかってしまうリスクがあります。
住みながら売却する売り先行ではそのリスクがないため、多くの方が住みながら売却する方法を選ぶのです。
ただし、売り先行の場合でも、今の家を引き渡す前までに新しい家をみつけられなければ賃貸物件などで仮住まいを探す必要があります。
その場合には手間や費用が発生するリスクがありますが、住宅ローンが二重になるほどの負担にはならないでしょう。
リースバックとは、今住んでいる家を不動産会社へ売却し、買主である不動産会社に賃料を支払うことでその家に住み続けられるという不動産売却方法です。
売却代金で住宅ローンを完済し、賃貸物件として住み続けるほか、売却後にゆっくり新しい家を探したいという方にも向いている方法です。
ただし、リースバックの買取価格は一般的な市場価格の7割程度になることが多い点に注意が必要です。
また、リースバックでの年間賃料は買取価格の1割程度が相場となっているため、周辺の家賃相場よりも高くなる傾向があります。
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ここでは、住みながら不動産を売却する場合のメリットとデメリットをご紹介します。
スムーズに売却を進めるために、しっかり押さえておきましょう。
住みながら不動産を売却する場合の、2つのメリットをご紹介します。
1.売却で得た資金を新居購入費用に回せる
1つ目のメリットは、今住んでいる家の売却代金を新しい家の購入資金に充てられるという点です。
これにより、手元に多くの自己資金を持っていなくても、売却によって自己資金を増やしてから新居を購入することができます。
新居の購入を先行してしまうと新たな住宅ローンを組む必要があるなど金銭的な負担がかかりやすくなりますが、住みながら売却を先行することにより資金計画が立てやすく安心して新居探しができるでしょう。
2.内覧時に生活イメージを与えられる
2つ目のメリットは、内覧時に生活イメージを与えやすいという点です。
住みながら売り出されている物件には家具や家電などの生活用品が配置されているため、内覧者は実際にその物件で生活するイメージを掴みやすくなります。
「ここに住みたい」と思うかどうかが購入を決める重要なポイントとなるため、がらんとした空き家に比べ、購入の意思決定を早める可能性があります。
一方、住みながら不動産を売却する場合、次の2つのデメリットもあります。
1.急に内覧予定が入る
1つ目のデメリットは、いつ入るかわからない内覧にスケジュールを合わせなくてはならない点です。
何日も前から内覧の予定がわかると良いのですが、実態として当日連絡がくることも多くあります。
住みながら売却する場合には、内覧のたびに部屋の掃除をして内覧者を迎える準備をしなければならないので、手間に感じる方もいるでしょう。
また、内覧は土日に集中する傾向にあるため、週末の行動制限を覚悟しておく必要があります。
2.生活感が出すぎた場合はイメージダウン
2つ目のデメリットとして、生活感の出すぎた家は購入意欲が下がる点が挙げられます。
住みながら売却する場合には、内覧時に良いイメージを与えることができればメリットとなり、理想の生活とかけ離れた良くないイメージを与えてしまうとデメリットとなります。
住みながら売却するため、どうしても生活感が出てしまいますが、出すぎた生活感に注意が必要です。
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住みながらスムーズに不動産を売却するためには、以下の3つの注意点をしっかり押さえておきましょう。
注意点①綿密な売却プランを立てる
住みながら売却する場合、遅くても引き渡しの前日までに引っ越しを済ませなければならないため、綿密な売却プランを立てることが大切です。
希望する引き渡し時期に合わせて余裕を持って売り出しを開始しましょう。
しかし、すぐに買主がみつかるとは限らないため、売却活動と並行して新居の事前調査をしておくと安心です。
買主がみつかったら、契約、決済、引き渡しなどさまざまな準備や手続きにくわえ、引っ越しも重なるため慌ただしくなります。
同居の家族のスケジュールなどもしっかり把握し、計画的に進めることが住みながら売却を成功させるコツの1つです。
なお、住まいの買い換えをおこなう際は、売却も購入も同じ不動産会社に依頼するとスケジュール調整や資金計画が立てやすくおすすめです。
注意点②内覧希望には可能な限り応じる
内覧希望者のスケジュールにできる限り合わせることで、売却チャンスを逃さないことが大切です。
とくに内覧希望が多くなる土日は予定を空けておくことをおすすめします。
より多くの方に内覧してもらうことが、より高く売却するコツといえます。
また、スムーズに内覧予定を組むためには不動産会社の担当者との連携も重要です。
あらかじめ内覧に応じられる曜日や時間帯などを伝えておくと良いでしょう。
注意点③徹底的にキレイにして「住みたい家」にする
内覧の成功が売却の成功につながります。
内覧者を迎える前には、家中隅から隅まで徹底的に掃除をしましょう。
住みながら売却する場合には生活感が出すぎず、清潔感があり、明るい雰囲気で内覧者を迎えることが重要です。
不用品は処分し、普段使わないものはトランクルームや実家に預けるなど、なるべく室内をすっきりとみせるよう意識します。
また、生活感が出やすいキッチンや浴室などの水回りは業者に依頼してキレイにしておくと良い印象を与えられるでしょう。
そして、忘れてはならないのがニオイ対策です。
内覧者を迎える30分前からすべての窓を開けて換気をおこなうなど、家のニオイにも気を遣うことが内覧を成功させるコツの1つです。
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住みながらスムーズに不動産売却をおこなうためには、メリット・デメリットを踏まえて綿密な売却プランを立てることが大切です。
また、生活感のマイナスイメージをプラスに転換することが、売却の成功につながるのではないでしょうか。
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